ル「あぁーーーーー!!!!!」
ガ「ブーッ!!」←お茶を噴出す
ア「ゴンッ」←頭を思いっきり机にぶつける
ナ「ガチャン」←食器を落とす
テ「ドスッ」←持っていたナイフを落とす
「ドテッ」←盛大にこける
ガ「げほっげほっ・・・」
テ「が、ガイ大丈夫・・・?」
ア「――いったーい!!」
「――――っ!!!!」
イ「大丈夫ですか?!」
ナ「まぁ!!わたくしとしたことが食器を割ってしまいましたわ」
ミ「ティ、ティアさん、ナイフが床に刺さってるですのー!!」
ジ「おやおやルーク、いったい急に叫びだしたりしてどうしたのですか?」
ア「そうだよ!!急に叫んだりするからアニスちゃんのおでこが赤くなっちゃったじゃない!!」
ル「ご、ごめん・・・」
ガ「それよりいったい何があったんだ?」
ル「そうだった!笹飾ろうぜ、皆で!!」
ア「笹ってパンダが良く食べてるやつ?そんなもん飾ってどうするのさー。」
ナ「そうですわね。第一それくらいあなた一人でおやりになればいいのではなくって?」
テ「騒ぐほどのことでもないと思うわ」
ガ「ま、まぁまぁアニスもナタリアもティアもそのくらいにしておいてやれよ・・・さすがにかわいそうだ・・」
ジ「それにルーク、説明不足なのではありませんか?この場合重要なのは笹よりも短冊でしょう」
ル「あ、そっか。あのな、短冊に願い事をかいて笹に飾っておくと、その願いがかなうってジェイドが教えてくれたんだ!」
ア「ほんとに〜?大佐に騙されてるってことじゃないよねぇ〜?」
ジ「失礼ですねぇ。今回は私の冗談ではありませんよ?きちんと書物に書かれていたことを教えたのですから。」
ガ「今回は、なんだな・・・・」
「これはね、おりひめとひこぼしのはなしからできたものだから、じぇいどのじょうだんではないよ」
ナ「がそういうのならそうなのでしょうね。」
ジ「まぁもっとも所詮ただの言い伝えなので、願いが叶うだなんて確かな証拠もないんですけどね」
ア「ちっ」
テ「あ、アニス・・・・」
ル「で、でもさ、叶うかどうか分からなくってもとりあえずやっておいてもいいんじゃないかな。願い事書くだけだし」
イ「そうですね。こういうのは叶ったか叶わなかったかってことよりも、やったかやらなかったか、という方が重要だとおもいますし」
ガ「それじゃぁいっちょ言い伝えに踊らされてみるかい?」
ナ「そうですわね。たまにはそれもいいかもしれませんわね」
ア「ナタリアの場合いつも騙されてると思いま〜す」
イ「アニス、そういうことは言っちゃ駄目ですよ」
ジ「ではこの紙に各自願い事を書いてください」
ル「い、今どこから短冊だしたんだ・・?」
「さぁ・・・?というか、いつのまによういしたんだろう・・・」
ミ「不思議ですの!ジェイドさんはやっぱり不思議ですのー」
***
ル「・・できたっ!」
ア「なになに?ルークはなんて書いたのー?」
ル「ちょ、バカ、見るんじゃねぇ!!」
ア「えーっと、『幸せに過ごせますように Byルーク』・・・つっまんない願い事〜!」
ル「無理やり見た挙句人の願いをバカにするなぁ!!」
ナ「そういうアニスの願いは何ですの?」
ア「アニスちゃんの?それは〜もちろん〜」
ジ「『玉の輿にのれますように Byかわいいかわいいアニスちゃん』ですか。なんというか予想通りですねぇ」
ア「大佐〜!!人の短冊見ないでくださいよ〜!!ぶーぶー」
ル「お前がいうなよ!!」
ナ「ガイは何と書いたのですの?」
ガ「お、俺かい?俺は」
ジ&ア「『女性恐怖症が治りますように Byガイ』あーやっぱりそうですか(そうなんだー)」
「・・なおるといいね」
ガ「、?!そんな治らないだろうなーみたいな目でみるなよ!」
テ「・・・」←ガイに近づく
ガ「ヒィィィィ!!!ティ、ティア、それ以上近づかないでくれー!!!」
ア「駄目じゃん。」
ジ「これは短冊ぐらいでは無理でしょうねぇ」
ア「次ナタリアー」
ナ「わ、わたくしですの?!」
ア「そうそう!っと、なになに?『アッシュと一緒にいられますように Byナタリア』うーわーラブラブー」
ナ「か、からかわないでくださる?!」
ル「アッシュがいたら喜びそうだな」
「っていうかあっしゅも『ナタリアといられるように』とかかきそうだよね」
ガ「確かに・・・」
ア「ティアは〜?」
テ「わ、私はそんなたいしたこと書いてないのよ?」
ア「いいからいいからー!!『ミュウのご主人様になりたい Byティア』・・・・・ティア・・・」
テ「ちょ、みんなそんな生暖かい目で見るのはやめて・・ってルーク、ミュウを手渡そうとしないでー!」
ル「こいつのご主人様くらい、言ってくれればいつだって譲ってやるのに・・」
ミ「ボクのご主人様はご主人様だけですのー。でもティアさんも大好きですのー」
テ「ミュウ・・・」←ミュウの大好き発言に骨抜き
ア「次はイオン様ですね」
イ「僕ですか?」
ア「『世界が平和でありますように Byイオン』さっすがイオン様!!世界平和を願うなんて導師の鏡ですね!」
テ「そうね、おさすがです」
ナ「すばらしいですわね」
ガ「というか世界規模なあたりイオンだよな」
「だっていおんだもん」
ル「俺のとそんなかわんねぇのにこの扱いの差は一体何なんだよ・・・」
ジ「規模の差と人徳の差でしょうね、十中八九」
ル「クソーっ・・・」
イ「ルーク、そんなに気を落とさないでください。ルークの願いも素晴らしかったですよ」
ア「大佐〜次は大佐の番ですよ〜」
ジ「おや、わたしの番ですか。わたしの願いはズバリ『世界征服』です」
ル「マジで?!ジェイドにぴったりすぎるし!!」
ナ「世界征服だなんて!!それではわたくしたちの敵ですわ!!」
ジ「・・・っていったらどうしますか?」
ア「あ、やっぱり冗談なんだ〜」
ガ「というか旦那だったら願いに書かなくてもやれそうだよな」
&テ「確かに・・・・」
ジ「ひどい言われようですねぇ。」
イ「ジェイド、本当は何て書いたんですか?」
ジ「それは・・・」
ジ以外全員「それは・・・?」
ジ「秘密です」
ル「ジェイドだけ秘密だなんて駄目に決まってるだろ?!」
ア「そうですよ〜!ちゃっちゃか教えてくださいよ〜」
ジ「・・皆さんはそんなにわたしの願いが知りたいのですか・・?もちろん聞いてから後悔などしませんよね?
というかどんな状態になったとしても責任は取れませんし、とるつもりもありませんけど。
それでもよろしいのでしたらそれはもう思いっきり暴露して差し上げますが。」
ジ以外全員「すみません、勘弁してください。」
ジ「残念ですねぇ」
ル「全然残念がってるようにみえねーし」
ア「気を取り直して、最後はね!」
「う、うん・・・」
ア「えーっと・・『皆と一緒にいられますように By』・・!!ガバッ」←勢い良くに抱きつく
「あ、あにす・・・」
ル「短冊に書かなくったって一緒にいられるって!!」
ガ「そうだな。これは直接俺たちに言った方が早く叶うぞ?」
ナ「そうですわ。言ってくださればそれはもういつでもどこでも側にいて差し上げますのに」
イ「そうですよ。僕たちに遠慮なくいってくれればいいんです。第一これは僕等にも同じ思いなんですから」
テ「そうよ、。遠慮なんてする必要ないんだから。・・でもそんなところもかわいい」
ジ「ティア頬が緩みまくってますよ。
・・皆さんこういっていることですし、これからは存分にわがままを言って困らせて差し上げるといいでしょう」
「で、でも・・」
ア「のわがままなんて、わがままじゃないんだから!抱えこまないで吐き出しちゃいなよ」
「・・うん。みんな、これからもわたしもいっしょにいさせてください」
以外「もちろん(です(わ))(だよ)!!」
